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Musashi's Blog

月2回お届けするMusasshiの撮影日記です

2013年08月 | ARCHIVE-SELECT | 2013年10月

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悪戦苦闘

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このところ、花のいい状態のものに出会うのに大苦戦中です。このダンギクも沢山咲いているのですが、水切れで半立ち枯れ状態のものが多く、ましなものを探すのに一苦労しました。調べてみると、この地方は3週間ぐらい雨が降ってないようですから、無理もないことです。

一方、こちらのタニジャコウソウは遠路出かけたのにまだほとんどが蕾状態。必死に探し回って、何とか絵になるものをを探しましたが、思い描いていたものとはほど遠い状況でした。
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前の日も地元のアケボノシュスランの群生地に出かけたのですが、案に相違してほとんど花茎を出していません。周囲を探し回って、何とか咲いているものは見つけましたが、がっかりです。
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こんなに苦労したので、ダンギクとアケボノシュスランをもう1枚はらせてください。
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そして他の花では、沢山花をつけたヤマジのホトトギスは割と印象的でした。
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田んぼではほとんど稲刈りも終わりかけたりしていますが、まだかられていないところには雑草が花をつけています。どちらも、あまりに小さい花なので、花の形などを現地では実感できないまま撮影せざるを得ませんでした。
キカシグサとアゼナです。
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そして、岩場の下の方に沢山のイトトンボがいるのを見ました、一応、広角レンズのテレ側で撮影してみましたが見事失敗。乾燥したところなので何でイトトンボがいるのだろうと不思議だったんですが、失敗写真を見てみるとどうもホソミイトトンボのようです。ホソミイトトンボなら成虫で越冬するので、ここで越冬の準備をしていたのでしょう。来年はきちんと撮りたいものです。

「秋乾き 岩場の花も 雨恋し」

| 野草 | 12:59 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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去っていくもの、居残りのもの

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秋のコサメビタキはよく遊んでくれるのですが、今年のエゾビタキはなかなか遊んでくれません。姿は見せるものの、葉の多いところばかりに止まるのでなかなか撮影できないのです。再度出かける必要がありそうですね。
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コサメビタキが時々変な格好をするので何をしているのかなと思っていたら、どうもペリットをはき出していたようです。
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田んぼ近くではコシアカツバメが集団で飛び回っています。もう南へ帰って行く頃だと思いますが、時折地面に集団で降りてきていましたが、何をしていたのでしょう。いずれにせよもうすぐお別れですね、
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一方、こちらは夏の居残り組。9月の上旬に香椎浜で花火大会があって、しばらく行方不明になっていましたが、そろそろお友達も来る頃ではないかとのぞいてみると、お友達はまだでしたが、ミサゴだと恐がりもせず、同じ場所で待ったりしています。
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「いつの間に 桜は紅葉 エゾビタキ」

| 野鳥 | 16:50 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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名残と走り

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秋空に湧蓋山(わいたさん)がきれいです。この日登ったのはこの湧蓋山ではなくて、お隣にある一目山(ひとめやま)(1287m)。1287mというと大変な山登りをしたようですが、登りはじめが1000mを越えているので、登るのには20分足らずで、それこそ一目散で登ることができます。福岡市内にある油山という600m未満の山よりずっと楽なんです。こんな草原状の山です。
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この時期、花たちは夏の名残の花と、秋の走りの花が混在しています。暑かった夏は思い出すのもいやですが、夏の名残の花たちからご紹介していきましょう。
まずはホクチアザミ。たくさんありましたが、もう枯れ色になっているのも多く、やはり名残の部類なんでしょう。
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特に湿原は、ほとんど名残という感じで、元気だったのはアケボノソウぐらいでしょうか。シラヒゲソウもきれいなものを探すのが一苦労でした。
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ツクシフウロもきれいですが、御輿(さく果)が目立つようになっています。
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サワギキョウは終わりかけが多かったのですが、この一角だけがなぜかきれいでした。
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一方、秋の花はまだ咲き始めのものが多く、ウメバチソウとヤマラッキョウは1つだけ開花しているのを見つけました。
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センブリもそんなに数は多くなさそうですが、点々と咲いています。まだ、これからが本番という感じで、あまり大きい株は見あたりません。
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リンドウは数は多いはずなんですが、まだあまり咲き出していないようで花が1つだけというのが多く、いくつか咲いていたのはここだけでした。
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そして、当然今が盛りの花もあるわけで、一番すごかったのはこのハガクレツリフネ。道の両側至る所に咲いています。
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そしてコシオガマもいい感じに咲いています。
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山道ではヤマジノギクが沢山咲いていましたが、これというのになかなか出会わず、ニガナと色比べで撮影してみました。
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アキノキリンソウは、この株がいちばんかたまってさいていて目立ったので、湧蓋山をバックにパチリ。
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チョウは案外飛んでいなくて、目立ったのはアゲハとキアゲハのアゲハチョウ類ぐらいとコミスジ程度でした。惜しかったのは、このナミルリモンハナバチです。一瞬青いものが目に入ったので、はえかなと思いながらレンズを構えるとハチです。サワギキョウに潜ってしまったので、全身を見ようと移動したら飛んでいってそれっきりになってしまいました。
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「秋の空 きりりと締めて 小国富士」

| 花+トンボ・チョウ | 11:03 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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秋色深まり

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お天気がいいので昼間はまだかなり暑いのですが、朝晩の気温が大分低くなってきたせいか自然界では大分秋の気配が漂ってきました。このところ、お天気がよくてもこれといっていくところがなかったので、ずっと家にいたのですが、思い切ってレイジンソウなどの秋の花の様子を見に行くことにしました。全体的にはまだ少し早かったようですが、レイジンソウは思いの外色づいていました。

なので、もう1枚流れをバックに撮ってみました。
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そのほかのこの日撮った花たちです。
まずはアケボノソウ。今を盛りという感じで咲いていました。ここのいいところは、山に登らなくて撮影できることです。
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タカクマヒキオコシも群生しているところはまだ咲き始めで蕾の方が多いようです。この花は色が地味なので、ツリフネソウにバックで応援してもらいました。
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キバナアキギリもまだ咲き始めです。もう1週間もすると、この緑の葉の部分が黄色い花に覆われることでしょう。
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シソ科の花たちはまだほとんどが咲き出していなくて、ようやくカワミドリだけ見つけることができました。でもこの花、いつ見てもあまりきれいじゃないんです。
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思いがけずノシランの白い花が残っていました。いつも花を目にするときは終わりかけの茶色っぽくなった状態が多いのですが、珍しく咲き始めのようなものだったので撮影してみます。
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チョウはツマグロヒョウモンが沢山飛んでいましたが、そのほかにはあまり見あたりません。
ようやくクロヒカゲを見つけましたが、少し暗めのところに行くのでなかなかうまく撮ることができません。クロヒカゲモドキというものもあって、見分けがなかなか難しいのですが、これはクロヒカゲでいいのかな。
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そして、これはガの仲間なんですが、ホバリングしながら、空中で花の蜜を吸います。ちょっと見ると鉢みたいな感じですが、町の中でも見ることができます。名前はホシホウジャクといいますが、何せ明るくないところを常に飛びながらなので、なかなかきれいに撮ることはできません。
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蓮田ものぞいてみましたが、まだ蓮の葉がほとんど切られておらず、シギチの姿は僅か。セイタカシギ1、エリマキシギ1、タカブ数羽程度があまり近くないところにいましたが、撮影意欲がわかず早々に退散することになりました。そういえば、以前も秋はこんなだったような気がしますが、学習能力が低いようで、同じことを繰り返してしまったようです。

「冠に 秋色競う 伶人草」

| 花+トンボ・チョウ | 10:28 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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